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手?腕?足?のリハビリ

運動麻痺を呈した方がリハビリを受ける時に、作業療法士や理学療法士等によって手、腕、足のリハビリを受けていると思います。

個別的に手や足の各箇を集中的にリハビリすることは重要なのですが、思うような回復が出来ず、後遺症に悩まされている多くの方は、手や足といった身体のある一部、つまり木で言う所の枝葉にしか手を施していないことが原因であることが多いです。そのような方は土台となる幹や根を調べる必要があります。

骨盤周囲の状態をチェックし、全身にどのような影響を及ぼしているのか?
麻痺の状態をチェックし、脳のどの箇所に多くの損傷があるのか?それが運動性?感覚性?もしくは運動企画の不具合か?など脳科学に基づき詳細な評価を行い、総合的に全身のリハビリを行う必要があります。

もうそろそろ手のリハビリ、足のリハビリという概念から、1人のセラピストが全身にアプローチできる総合リハビリテーションという概念に移行していかなければ何年経っても脳卒中後の後遺症に苦しむ方を救うことは出来ません。