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難治性疼痛

2014年11月13日
麻痺の後遺症によって、普段の生活動作が全て非対称となり、結果として麻痺している側の腕や肩、腰や足が重たくなったり痛くなることがありませんか?
初期では、痛くなった箇所をマッサージしていれば症状は改善し易いですが、長期間筋肉が硬いまま痛みが続いているとマッサージだけでは良くならなくなります。また、筋肉は色んな筋肉と筋肉の膜で繋がっているので、一見関係ないと思う箇所をマッサージすることで痛みがなくなることが多いです。

難治性疼痛に悩まれている方は御相談でも良いのでご連絡下さい。待っています。


麻痺の方にとっての痙性。つまり筋肉のこわばりが非常に厄介です。また、療法士側としても痙性が亢進した状態でリハビリを行っても、ほぼ効果は得られません。ではどうやって痙性を少しでも抑えるか?まずは麻痺の種類を正確に判断し、感覚的(脳)にアプローチする必要があります。ただ、長期に渡って痙性に悩まされている方は、二時的に生じている筋肉の硬さを無くすために徒手的なアプローチが必要となってきます。
今までのリハビリは脳の障害であるにも関わらず、ストレッチや筋トレばかりが先行して、あたかもリハビリしている様な現状があります。ストレッチや筋トレは簡単に言えば運動器のリハビリです。決して脳卒中のリハビリではありません。

座った状態から立ち上がる時にこのようなことを言われてませんか?
「お辞儀しながら立ち上がって下さい」と。
簡単に言えば、お辞儀する必要があるのは、重心を立ち上がる前方に移動するためです。ですがお辞儀だけで上手く立ち上がれない人は、もっと深く運動をイメージする必要があります。それはお辞儀するに従って、お尻の後ろが上がってきたか?お尻に掛かっていた重心が太ももの下を通って踵、つま先に移動しているか?
上手く立ち上がれない方はお尻、太もも、踵、つま先をイメージして立ち上がってみて下さい。

脳の病気

2014年10月18日
現代のリハビリテーションのスタンダードは何か?
様々な手法がある中で、受ける側としてはベッドに寝て関節を動かす、筋トレ、歩くなどの運動を思い浮かべるのではないでしょうか?
これらのリハビリを入院中に行うことで、良くなる方もいますが、個人的に多くの方が良くなっていないと感じています。

何故良くならないのか?

それは脳に病気なのに関節を他動的に動かすことばかりに目を向けてしまっていることや、過度に筋トレをすることで緊張を高めてしまっている。または、ただ歩いている。という現状のリハビリ原因かもしれません。

脳の障害部位に対して十分な脳機能リハビリを行わなければ、脳の賦活というのは生じることは少ないでしょう。

赤ちゃんが歩けるようになる過程には多くの発達過程があります。
寝返る、腹這い、四つん這い、ハイハイ、掴まり立ち、伝い歩き。そして歩行獲得。その中で失敗を何度も繰り返しながら筋力、バランスといった身体機能が養われていきます。ただ赤ちゃんは歩行したいからそれらの動作を行っている訳ではありません。そこには必ず赤ちゃんなりの好奇心による目的が存在します。

脳卒中後のリハビリでは、基本的な正常発達を理解し、歩行獲得に必要などの運動が足りていないか?を知らなければなりません。

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